心のふれあい
今年もあと2か月… いろいろなことがありました。
コロナ禍を通して、私たちは経験と学習をしてきました。環境問題も加わり、これからも生活の仕方を考えていかねばなりません。
何より大切なのは人と人のつながりではないでしょうか。思いやりと信頼を互いに持ち合えたら、と思うのです。
私は教室の皆さんの刺繍作品づくりのお手伝いをさせていただいています。
ひとりひとりの作風を大切に、長い時間をかけて刺繍する楽しみを大切に、と図案・色彩・刺し方を考えている毎日です。創作ですから、私自身も空間の中でいろいろイメージをし、いつも感動の中で過ごしています。
90歳のAさんの場合、野菜や魚を鮮やかに色の世界を楽しめるよう、シンプルなテクニックでまとめます。
美術学校を卒業し、絵の世界を糸で表現したいというBさんは、8種類の刺繍テクニックを繊細に、そしてモノトーンの色でも色を感じるような作品を考えます。
50年の刺繍を経験した今できることは、私自身の人生経験の中で得た感動を、ひとりひとりの感性と向き合って新しい作品づくりを続けることではないか、と思うのです。それが心のふれあいであり、幸せな時を過ごせています。
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