コロナに思う
世界中が新型コロナウイルスに怯えるこの日々は、歴史に残ることでしょう。
まさか私自身も、このような経験をするとは…世の中の全ての人が、そう思っていることでしょう。
今まで私は戦争や天災で大変な経験をしたことがないので、このままなにかの病気か老衰で一生を終えると思っていましたが、今はどうなるのかしらと毎日が不安の中にいる私に、夫は言うのです。
「生きているうちに歴史上大変な経験をし、また、それに戦う経験ができるのは素晴らしい」と。
83歳になる夫はこの状況を受け入れ、一日一日の大切さを、また望みをつないでいるのだと思いました。
先日、久しぶりにコンサートへ出かけました。
やはり、席はソーシャルディスタンスで少ない客の中で、舞台はいつものフルオーケストラ。そして、ひとりひとりが素晴らしい音を奏で、指揮者のもとで大きなうねりのハーモニーとなる…
ただ感動ばかりではなく、希望というエネルギーをもらいました。
美しい心を表現するだけでなく、内なる苦悩や悲しみも表現することによって、周りの人々と共有できるのだな、と思いました。
今の時代だからこそ、私も表現することの大切さをあらためて噛みしめながら帰路につきました。
強く生きよう、そして弱さもあっていい
やさしさと希望と勇気の三本の矢をもって
コメント