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2020年3月

2020年3月22日 (日)

毎日がチャレンジと想い出の中に

母が亡くなってもう5年になろうとしています。
今は心の中の母と一緒に、私自身が年を重ねるチャレンジの毎日です。

そして、いつものように近所の公園を散歩しながら、いろいろ悩んだり、また、元気づけたり…そんな私を自然は優しく受け入れてくれるのです。
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なんと美しい真白な桜。
私を両手で広げて、抱き寄せるようでした。
次回の展覧会は、桜がテーマなので、さらなる感動です。
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木の春と書いて、椿。
花一輪は凛として女王のようです。
咲いている時はもちろん、落花しても誇りを感じさせる椿の花です。
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あたりは小さな雑草も、大きな木も、新しい芽を出して春を喜んでいます。

人々はコロナウイルスにおびえて、春をどう受け入れてよいやら…。
とにかくひとりひとりがこの問題を冷静に判断し、自分の立ち位置で何に配慮すべきかを考え、過ごしてはどうでしょうか。
刺繍教室も、皆様がいつものように楽しめるよう、アトリエスタッフと共に工夫と努力を続けていこうと思います。

まずは家族で一日一日を心身ともに健やかに明るく過ごせるよう、互いに声をかけあう毎日です。
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2020年3月14日 (土)

私のお父さん

桜が咲き始めると、色とりどりの花が美しい世界を広げていきます。
今、人々はウイルスの不安でいっぱいですが、自然の営みは私たちの心を癒してくれます。
外出をなるべく控えるこの頃は、部屋には花を飾り、そして音楽を流し、いつもより丁寧に料理をすることを楽しんでいます。

プッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」の中のアリア”私のお父さん”を何度も何度も聴きました。
娘が父親に、恋人を助けてほしいと頼む歌です。

私が19才の時、「彼(今の夫)との結婚を許してほしい」と父に頼んだことを思い出します。
父は「おまえが心からそう願うなら」と、許してくれました。

その父は82才で亡くなりましたが、父との思い出はたくさんあります。
その思い出を『桜日記』という刺繍作品で表現したこともありました。

今や、夫は83才で、私は76才になろうとしています。
年を重ねて父の気持ちが理解できるようになったのに…と思うのですが、刺繍をしながら、心の中で会話をしています。

私たちはウイルスの試練を皆で協力しあって乗り越えようとしています。
今までの歴史でもあったように、その先には希望があるのですから、人々の心が健やかであることを願うばかりです。
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《父と5歳の私》
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《父と孫》

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