蚕糸のふるさとにて
ついこの前は、桜の木の下で花を眺めていたのに…
桜も柔らかな葉になり、もみじの若葉と一緒に新緑の風に。
大好きな季節になりました。
この時期に、群馬県高崎市にある県立日本絹の里にて、
草乃しずか日本刺繍展~煌く絹糸の旋律~
を開催しています。
古くから養蚕、絹糸生産が盛んだったこの地で、
作品展を開催できることはとても幸せなことです。
蚕糸の里だけあって、会場の日本絹の里は、
桑畑の真ん中にあります。
そして館内にはなんと、本物のおかいこさんが…
この可愛いおかいこさんが一生懸命つくった糸をいただき、
美しい色に染めて刺繍をさせていただいていると思うと、
ちょっぴり申し訳ない気持ちと、
感謝の気持ちでいっぱいになります。
ここ日本絹の里での作品展は6月3日まで。
期せずして、平成から令和にかけての開催となりましたが。
その歴史的な時期に、この蚕糸の故郷で作品展を開催できることは
とても嬉しく、自分の刺繍人生に乾杯したい気持ちです。
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