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2019年2月

2019年2月21日 (木)

富士山

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 お釈迦様は「全てはうつろうもの」と語ったそうですが、まさにそう感じられる瞬間に遭遇しました。

 「冬の富士山を見に行こう」と急に思い立って、夫の車で東名を走り、静岡へ…。その日は雨でした。

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 翌日の朝6時30分。起きてみてカーテンをあけるとびっくり。

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 朝日に照らされて、富士山はあたり一面の霧の中に見事に浮かんでいました。

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 ホテルの部屋からながめるその様子は、刻一刻と変わり、霧が浮き上がったり沈んだりする自然の営みに、朝日があたる富士山はまさに幻想の中にありました。

 この世とは思えないすばらしい光景の中で、私たちは年月を共に過ごしてきた幸せに感謝したのでした。

 また感動と出会えるよう、時うつろう中で大切にしたいと思います。

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2019年2月10日 (日)

杉並区での講演会

 先日、杉並区の文化活動の一環として「日本刺繍の世界に生きて」をテーマに講演をさせていただきました。
2時間弱の講演でしたが、80名以上の方にご参加いただき、私の話を聞いてくださり、大変に感動しました。

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 小学校・中学校と話し下手で、無口な私がこのような大役ができるなんて不思議でなりません。
 対人関係が苦手な私は、刺繍の道に入り、ひと針ひと針の創作の中で私の世界がゆっくりと広がり、やがては色々な方と話ができるようになったのだと、今になって気づきました。

 講演の最後に「こうして皆さまの前でお話できるようになれたのは、家族やアトリエスタッフ、そして今まで出会った方々や、私の目の前にいる皆さまのお陰です」と思わず話しました。感謝です。

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 さて、立春も過ぎて、春を迎える心の準備です。
公園の桜の芽も春を恋しく待っているようです。

 私は、教室や研究科の生徒さんの図案作りや色付けに毎日忙しく過ごしていますが、自分の個展用の作品も考えなければなりません。創作の限界を感じながらも、勇気を出し、想像の世界をさまよっています。
今は、孔雀へのチャレンジです。刺繍として、技法と絹の艶感をどう組み合わせるかを考え、やっとデザインができました。
また、進行しましたら、ご紹介しますね。

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