”命の花筏” 奉納のご報告
2018年10月24日、宮城県石巻にある、日和山に私は立ちました。目の前に広がる海はとても静かでした。7年前の2011年3月11日東北大震災の津波は、この地において言葉にたとえようもないほどの悲しみの爪痕を残しました。
日本だけでなく世界中に、この悲惨さが伝わり、深い祈りとなったのです。
タペストリー“命の花筏 …あなたを忘れない”は、その祈りをこめた作品となりました。
東北の刺繍仲間60人が、18000枚の花びらを1年かけてリレー刺繍し、亡くなられた方々の命を天国へ送り届けようという思いだったのです。
そしてそのひと針は、残された私達にとってもかけがえのないこの故郷を、後の世のために復興しよう、との決意のためでもありました。
そして完成してから5年。鹿島御児神社に無事奉納することができました。
その時々の思いや願いをひと針に…。しだいに大きな輪になって人々の幸せにつながっていければという希望が、こうして実現できたこと。心より感謝しています。
鹿島御児神社の皆様、仙台藤崎様、そしてリレー刺繍に参加した方々、ありがとうございました。
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