お母さんありがとう
東京の空は青く澄み渡り、木立には小さな芽をもち
厳しい冬の寒さの中にも、少しずつ春へ向かっています。
母を亡くして何通かお手紙をいただきました。
“お母様の自慢の娘らしく、明るく背筋を伸ばして
お仕事がんばってくださいませ”
“お母様の精神が草乃先生を通じて日本中に
そして世界に伝わって、多くの方に心豊かな心を
届けてください。そしてお母様は天国から見守って
いることでしょう”
母との付き合いは72年でしたが、創作者としての
付き合いは、私が15才から始まりました。
アプリケをしている母に影響され、
私はアプリケ刺繍を始めました。
小鳥の暖簾や、花のブックカバーなど…
ファッション雑誌を見て、私が着たい洋服を
デザインして母に作ってもらったり
創作の会話があったのです。
そして最近は、色彩やデザインにおいて
お互いに意見交換で盛り上がっていたのですが
残念でくやしくてたまりません。
これからは心の中で、母と創作の悩みを
話していきたいと思います。
きっとすてきな発想とアイデアがあることでしょう。
先日、浜岡でのトークショーがあり
大勢のお客様と接し、母の作品を見ていただきました。
まるで母に見守られているようでした。
お母さん、ありがとう。
メッセージをくださった全ての皆さまの
お優しさに感謝しております。
草乃しずか
| コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント