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2017年1月

2017年1月21日 (土)

お母さんありがとう

東京の空は青く澄み渡り、木立には小さな芽をもち
厳しい冬の寒さの中にも、少しずつ春へ向かっています。

 母を亡くして何通かお手紙をいただきました。

“お母様の自慢の娘らしく、明るく背筋を伸ばして
お仕事がんばってくださいませ”

“お母様の精神が草乃先生を通じて日本中に
そして世界に伝わって、多くの方に心豊かな心を
届けてください。そしてお母様は天国から見守って
いることでしょう”

 母との付き合いは72年でしたが、創作者としての
付き合いは、私が15才から始まりました。

 アプリケをしている母に影響され、
私はアプリケ刺繍を始めました。
小鳥の暖簾や、花のブックカバーなど…

 ファッション雑誌を見て、私が着たい洋服を
デザインして母に作ってもらったり
創作の会話があったのです。

 そして最近は、色彩やデザインにおいて
お互いに意見交換で盛り上がっていたのですが
残念でくやしくてたまりません。

 これからは心の中で、母と創作の悩みを
話していきたいと思います。

 きっとすてきな発想とアイデアがあることでしょう。

 先日、浜岡でのトークショーがあり
大勢のお客様と接し、母の作品を見ていただきました。
まるで母に見守られているようでした。

 お母さん、ありがとう。

 メッセージをくださった全ての皆さまの
お優しさに感謝しております。

 草乃しずか

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2017年1月 5日 (木)

新しい年を迎えて

あけましておめでとうございます。

世界に、日本に、そして家族と私自身に
平和であるよう、祈りをもって新しい年を迎えました。

私の大好きな母が先月のクリスマスの日に
天国へ旅立ち、宇宙の星となりました。

いつか私もその星のそばで輝く日が来るまで
母が教えてくれたことを胸にして、生きていけたら…
と思う年明けです。

作品の『桜日記』シリーズで70代の私を表現した
大輪の八重桜に、愛・希望・勇気と3つのつぼみを
刺繍しました。

母を亡くした私にとって、今一番必要なのは勇気です。
母は103歳まで、娘として創作者としての私を見守り
大きな愛で包んでくれました。

これからは私ひとりで勇気をもって
一歩ずつ前を進んでいく決意でおります。
そして私を助けてくれるたくさんの仲間たちとともに…

2018年お正月にむけて大きな展覧会を予定しています。
その作品ひとつひとつに未知なる私の内面を表現できたら
と祈るような思いで進めていきたいと思っております。

皆さまにとって、この一年が心楽しく、お健やかでありますように

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コラージュ作りに自分で染めた布など

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鳥のコラージュ

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おかあさん、ありがとう

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