« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »

2016年9月

2016年9月27日 (火)

ポピーの刺繍と、母のこと

虫の音・月明り・風にそよぐ薄…
やっと雨が止み、空を見られホッとしました。

平和を願ってのタペストリーがやっと出来上がりました。
フランダースの野に眠る兵士がポピーの花となり
この地球に戦争がなくなるように、と。
その願いが表現されています。

一年をかけて250人のメンバーでリレー刺繍…
全国をまわりました。そしてイギリスへも…

時が過ぎるのは早く、忙しい毎日ですが
こうして思っていることが形となって残るのは
素晴らしいことです。
ぜひこの思いを世界中の方に伝えたいと考えています。

169271

  【ポピータペストリー(部分)】

昨日、入院中の母を訪ねました。

なんと、古裂コラージュの作品が出来ていました。
感動のあまり、母を抱きしめました。

銀座和光の雑誌を見ながらファッション批評家のように
創作のあれこれを私に話します。

いろいろなことに興味を持ち、
特にセンスについては自分の考えを話すので立派!!

私は母の再起をあきらめていましたが
可能性あり、と嬉しい思いで病院を後にしました。

169272

  【母の作品】

| コメント (0)

2016年9月13日 (火)

精神力

秋雨は夏の終わりを告げ、
何となく淋しげな音を感じさせます。

この夏は、母にとって大変な試練を受け
今は、その戦いを続けています。

大腿骨を折り、手術によってボルトを
入れましたが、痛みと高齢のため
思うようにリハビリができず
母は焦っています。

103才で、ひとり暮らしを上手に楽しんで
いたのに、あっという間の出来事でした。

家のじゅうたんに足をひっかけて
ころんだのです。
幸いに30分後、兄が訪ねてきたので
すぐ救急車で運ばれ、助かりました。

病院へ訪ねる時は、美しい創作物を
持っていくと喜びます。

今は塗り絵をしていますが
小さなテーブルでもできる、アプリケ布や
図案を用意したいと考えています。

母の日常には創作が必要なのです。
リハビリを頑張ろうとする意欲の基なのですから。

年を重ね、生きることの精神力を
この度のことでも学びました。
もし何か感じてくださることがあれば
母へメッセージをいただければ嬉しいです。
母も喜ぶでしょう。

青森県七戸町立鷹山宇一記念美術館での
『草乃しずかの世界展』で
“台所談義”(母と私の合作)を展示しています。

169131_2169132_2



169134_2169133_3

















| コメント (0)

« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »