« 2014年11月 | トップページ | 2015年1月 »

2014年12月

2014年12月23日 (火)

今年を振り返って…

 2014年の幕開けは、草乃しずかにとって大切な節目となりました。
“祈りを込めて40年”という私の刺繍の集大成を発表しました。

 そして今、さらなる創作をめがけて出発しようとしています。

 “一生刺繍を続けなさい”と励ましてくれる101才の母。
そして夫は“からっぽになってもう一回展示会をしてごらん”。
銀座松屋さん、仙台藤崎さん、名古屋松坂屋さんが、また次回もぜひ、
とおっしゃってくださり、創作する者にとって嬉しいことです。

 できるかできないかではなく、今生きていることを充実させるために
一生懸命になることだと思いました。
決してひとりではできません。
家族の理解と、アトリエスタッフの協力がなければ進められないのです。

 今や、全ての信号が青になって、私は次なる目標に向かって歩きはじめます。
イメージや構想など頭の中はいっぱい。
美術館や文学、音楽そして旅を、今の私の心に響かせたい。

 先日、奈良の薬師寺を訪ねました。
そこで色々お話を伺い、何か心が開いた気がしました。
その足で二月堂に向かって、はるかなる山々に沈みゆく夕陽に
あるがままの心をゆだねました。

1412231

 京都から福山に向かい、夫の父母のお墓参りをしました。
あと何年かわからないが、ここのお墓に私も…と思うと
さらに今生きていることが大切になってきました。

1412232

 その後、ディズニーシーを初めて訪れ、
クリスマスイルミネーションを楽しみました。

 私の想像や色使いの原点は、ディズニーにあるのです。
4才で初めて見た“バンビ”の映画、そしてシンデレラから不思議の国のアリスまで
少女時代は夢見る世界で過ごしました。

次から次へと大変な現実と向き合うために、
別の美しい世界を創作できることに、私はつくづく幸せを感じる2014年の暮れでした。

1412233

| コメント (0)

2014年12月 1日 (月)

2014年の秋

 ヘルマン・ヘッセや堀 辰雄の文章にあるような、感動であふれる美しい秋が
いつものウォーキング・コースにありました。

141211_2141212_2141213_2

 夕食には、その感動を盛り付け、熱燗で一杯。

141214

【秋にお別れ料理】

 “年を重ねるほどに 色濃くなる 秋の夕暮れ”

 街へ出るとクリスマス・イルミネーションがにぎやかですが
心は何故かしっとりと人恋しくなります。

 今年は、愛猫のピッコロが天国へ行きました。
今頃は、お兄ちゃんのチェロと一緒に遊んでいることでしょう。

141215_2

【ピッコロとチェロのクリスマス】

 そう、もうすぐ2014年もお別れ。

 来年は、4月から6月まで、長野にある水野美術館にて
私の展覧会がありますが、101才の母の作品も100点ほど展示されます。

 昨日、その作品を選びに母の家へ行ってきました。
母はとても嬉しそうで、私も幸せでした。

 “長生きするにはストレスを持たないこと。楽観主義が一番”
と私に何度も何度も言っていました。

 親のプラス志向は、ぜひ譲り受けたいものです。

141216_2141217

【親子で作品選び】        【このゼリーおいしいね】

| コメント (0)

« 2014年11月 | トップページ | 2015年1月 »