今年を振り返って…
2014年の幕開けは、草乃しずかにとって大切な節目となりました。
“祈りを込めて40年”という私の刺繍の集大成を発表しました。
そして今、さらなる創作をめがけて出発しようとしています。
“一生刺繍を続けなさい”と励ましてくれる101才の母。
そして夫は“からっぽになってもう一回展示会をしてごらん”。
銀座松屋さん、仙台藤崎さん、名古屋松坂屋さんが、また次回もぜひ、
とおっしゃってくださり、創作する者にとって嬉しいことです。
できるかできないかではなく、今生きていることを充実させるために
一生懸命になることだと思いました。
決してひとりではできません。
家族の理解と、アトリエスタッフの協力がなければ進められないのです。
今や、全ての信号が青になって、私は次なる目標に向かって歩きはじめます。
イメージや構想など頭の中はいっぱい。
美術館や文学、音楽そして旅を、今の私の心に響かせたい。
先日、奈良の薬師寺を訪ねました。
そこで色々お話を伺い、何か心が開いた気がしました。
その足で二月堂に向かって、はるかなる山々に沈みゆく夕陽に
あるがままの心をゆだねました。
京都から福山に向かい、夫の父母のお墓参りをしました。
あと何年かわからないが、ここのお墓に私も…と思うと
さらに今生きていることが大切になってきました。
その後、ディズニーシーを初めて訪れ、
クリスマスイルミネーションを楽しみました。
私の想像や色使いの原点は、ディズニーにあるのです。
4才で初めて見た“バンビ”の映画、そしてシンデレラから不思議の国のアリスまで
少女時代は夢見る世界で過ごしました。
次から次へと大変な現実と向き合うために、
別の美しい世界を創作できることに、私はつくづく幸せを感じる2014年の暮れでした。
| コメント (0)
最近のコメント