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2012年4月

2012年4月17日 (火)

夢まるこちゃん

 先日の少女は、夢まるこちゃんという名前で、彼女の人生展開が始まりました。

 彼女の頭の上に山や川、そして草木の世界が突如出現し、夢まるこちゃんはその景色の中に入っていきました。

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 まず最初に出会ったのは、大きな木。大空に向かって立っていました。
そこへ、小さな花びらが夢まるこちゃんのほほに触れました。
 “まあ、何と美しくやさしい色なのでしょう”。薄桃色の花が大空をおおうように。そう、桜の季節なのです。

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 遠くからささやく声が聞こえてくるので、近づいてみると、あたりは桜並木の根元に広がる薄桃色のじゅうたんだったのです。
 “私たち、風にまかせてここにたどりついたの。でも淋しくなんかない。だって来春咲く花の栄養になれるから…幸せなの”
 夢まるこちゃんは花びらを踏みながら、やさしい花なのに力強さを感じていました。

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 自然の風景から教えられることにびっくりした夢まるこちゃん。道の外れにあるお稲荷さんに手を合わせて、
 “美しい春をありがとう”と、これからの旅に希望を託したのです。

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 <作者のことば>
足を痛めていたので、半年ぶりにウォーキングを再開。
踏切で待っていたところ、タンポポの旅立ち準備に出会いました。
夢まるこちゃん、次回をお楽しみに…

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2012年4月 5日 (木)

ものがたり その1

 やわらかくて優しい春の光が、山や川、そして草木に語りかけています。

 “さあ、ダンスをしましょう”

 やがて、あたりは美しい旋律がいっぱいになって、

 人々は輪になって、

 山や川、そして草木の春を楽しむのです。

     …私の頭の風景でした。

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これから、下手な絵ですけれど、挿絵つきにします。

そして、物語が始まりますので、お楽しみに。

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