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2012年3月

2012年3月14日 (水)

震災を思う

 震災があってから一年過ぎました。

 3月11日の式典において、遺族代表の奥田さんの言葉に、私は今までない感動に震えました。

 奥田さんは、最愛の息子さんと娘さん、そしてご両親までがあの津波に流されてしまい、生きて残れること自体がつらいと語っていらっしゃいました。

 でも悲しみを抱いて生きていくために強くあらねば、と決意をしていらっしゃることに、私は深い同感を得ました。

 私も息子の母として生きて46年。おかげ様で家族そろっていられること、こんなに幸せなことはないです。

 しかし、人生はどんなことがあるか、未知でいっぱいです。

 感性が細やか過ぎると、悩みは押し寄せてきますが、その感性を大切にするには強くないと、と最近そう決めたばかり。

 未知なることに対しては、信じること、希望を持つこと、そしてどんなことがあってもあきらめないこと。

 そして今に対しては、少しでも幸せを見つけて、心穏やかでいたいと願うばかりです。

 桜のつぼみは少しずつふくらんできている気がします。

 自然の移り変わりは私たちに希望を運んできますね。

 不安な日々から少しずつ成長して、人にも優しくできる余裕ができた一年でした。

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2012年3月 4日 (日)

ひな祭り

 3月3日。おひな祭り。今回は八王子で一人暮らしをしている母のところへ久しぶりに訪ねました。三段重ねのお重に、愛情たっぷりのごちそうを手作りして…。母は大喜び。赤ワインで乾杯しました。

 話にも花が咲いて、父との出会いや自分の少女の頃の思い出を聞かせてくれました。久しぶりに母娘で、ひな祭りを楽しみました。

 私の幼い頃のおひな祭りは、ひなあられで、父がいつも買ってきてくれました。お人形は母の手作りで、今も飾ってあります。

 そして何よりも忘れられないのは、結婚して最初のひな祭りの日に、夫が不二家のケーキを手に提げて帰ってきたことです。

 若くして父母より離れてお嫁に来たので、心細く、新妻として頑張っている私にプレゼントしてくれたのでしょう。

 それから48年、時が過ぎて、おひな様のように二人そろって暮らせることに感謝したひな祭りの日でした。

 これから年を重ね、お互いに高齢者になります。いつかはどちらかが天国へ、そして残る者は淋しい日々が始まることを思うとつらいのですが、心を強くして今を大切に、と又思い直します。

 春の香りが何となくしてきました。

 震災から一年。時が移ろうことは人を成長させますね。信じて、希望を抱き、一日一日を丁寧に生きることを学んだ一年でした。

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【母娘のひな祭り】 “ごちそう、何をいただこうかしら”

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“あ~ おいしい”

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