桜日記
正月の2日に、久しぶりに刺繍台に向かいました。
『桜日記』のシリーズで、“60代の桜”を手掛けています。
【10代の桜】
『桜日記』は、0才から今に至るまでの私の思いを、桜だけで表現した作品シリーズです。
父を亡くした悲しみの中で、今日までの私の人生を振り返る意味ではじめました。父は、女の子が生まれるまで…と母に頼んだそうです。おかげでこの世に私の命があることを父に感謝…。
【40代の桜】
そして今は、60代から70代にめがけて、大きな喜びとともに深い悩みも抱きつつ、がんばっています。
60代の桜は、春夏秋冬と4つの額に分けました。花満開の春、葉桜の夏、紅葉した秋、花も葉も散った木立の冬。私を一本の桜の木にたとえて、四季の時の流れに身も心もまかせて60代を表現。
春はできたのですが、今は夏をはじめました。
朱夏のイメージで、一生懸命走っていた30代を思い浮かべ、朱色の布につやつやした緑の糸で懐かしくいとしく、一枚一枚の葉を刺繍しています。
次は白秋ですが、まさに今の自分で、少しずつゆっくりとした自分自身に出会えることを楽しみに…。
68才までの完成を目標としていますが、皆様にご紹介できる日を楽しみにしています。
【60代の桜~春】
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