しなやかに
久しぶりに風邪をひいてしまいました。
インフルエンザではなく普通の風邪でしたが、病院ではワクチンやタミフルなどの予防や治療で、たくさんの子供達がいました。
私も教室に出ているので移してはいけないと思い、念のため新型かどうかを検査してもらいましたが、結果は陰性でほっと安心。
でも治るのに一週間かかり、体力消耗してしまいました。このところ忙しい毎日でも健康だけは、と気をつけていたのに・・・。これからはもっと大切にしたいと思います。
“草乃しずかの夢見る日本刺繍”というタイトルの新しい本が10月に出ましたが、時々ながめています。11月のお話の『孤独』が気に入っています。
『野山を走りまわっていた鹿は、
仲間とはぐれて一人ぼっちになりました。
鹿は淋しくてヒューと鳴きます。
その声は山のかなたまで
響きわたるのですが、
あとにはただ静寂が戻ってくるだけでした。
黄金の輝きは音もなく
晩秋の風に消えていきます。
一本の蔦が鹿に声をかけます。
「君は立派な角も生えて、
もう大人になったのだよ」
鹿は新しい仲間を求めて、
厳しい冬が訪れる山に、
再び向かう決心をするのでした』
自分自身の判断は、これからますます必要になってきます。
年を重ねることの感謝に対して、それだけの覚悟がいるので、強くありたいと願います。
―でも、しなやかな感性は大切ですね。
| コメント (1)
最近のコメント