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2009年7月

2009年7月31日 (金)

心をひとつに

 雨の多い夏になりそうですね。

四季は、人の心や身体にリズム感を持たせてきました。そのバランスがくずれると、健康だけでなく情緒も違ってきます。

社会全体を構成している人の心が四方八方まとまらなくなると、不安感を呼び起こすのではないか、と心配になります。

政治経済だけでなく、やはり大自然に対する人としての謙虚さがもっとも重要ではないでしょうか。

エコとか、環境に優しいとか叫ばれていますが、私自身も含めて、まだ本気になっていない気がします。

もっと大変な事態が起きないと、世界中の人間が必死にならないのでしょう。

何とかその前に、人間の知恵と想像力でこの地球を守れれば・・・と思うこの頃です。

 この夏休みに仕上げたい作品があります。

『我が愛する地球の歌』です。

タペストリー“命のシリーズ”の4作品めですが、恐竜たちと虹を刺しゅうします。

太古より繰り返された生命の営みは、長い時を経て地球の地層となっています。今、私たちはその地表に立って地球を守っていかねばなりません。

私の家族である彩さんと話し合い、その気持ちを一つにして布に表現する計画ですが、いつか皆様にもぜひご覧いただけたら、と思っております。 

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2009年7月21日 (火)

夏への思い

 草花は、季節の移り変わりを見事に美しく伝えてくれます。

でも、井の頭線沿いのあじさいはその季節に戸惑っているよう・・・。梅雨の頃には、たくさんの花が咲いて美しかったのに、今はみんな茶色になって・・・。あの紫や青の愁いをもった色はどこへいったのかしら。

やがて真夏を迎えるのに、あのままの姿をさらすのはあまりにも可哀そう。「来年も美しく咲いてね」とひとつひとつの花を切ってあげたくなります。

 さて、燃えるような夏をどう過ごそうかしら・・・。

心静かに窓辺で、遠い夏の思い出をながめているのもいい。思い切って汗をかきながら山登りや海へと、今の青春を試すのもいい。

私は小学4年生の時に、海の沖へ流されておぼれかけたことがあり、それ以来泳げない。でも青い海と青い空がひとつになり、どこまでいってもそこは地球。未知なる旅をしている気がします。

山歩きは、名も知らない小さな花との出会いが楽しみ。夜になると満天の空に星が輝き、宇宙への旅をしている気がします。

 さあ、これから旅の計画をしましょう。

また、どこかであなたと出会うかもしれませんね。

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2009年7月 6日 (月)

母への親孝行

 6月末に母は手術をうけ、再びひとり暮らしの生活をはじめました。

 母は、ヘルパーさんを頼んでいるから大丈夫、と言ってくれるが、私は娘でありながら何もできず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 私の親孝行は、作家である母を元気づけ創作意欲をもたせてあげることだと・・・。年を重ねるほど燃えるものが作品になって表現される。それは母にとって、生きることへの感動につながり、毎日の暮らし方も充実するのでしょう。

 「清流」8月号で、『一人暮らしを楽しく』というテーマで、母と私の話が掲載されています。その中で、母の言葉で感動した文章2つ。

~「生きていることは素晴しいです。私には創作があるから寂しいことはありません。この生き方で、私は娘のお手本になりたいの」

~「作家の私にとって、作家の娘は相棒なの。二人でコラボレーションするのですもの」

 来年の2月3日~14日まで、日本橋高島屋で、私の展覧会の予定があるのですが、母の作品も展示する予定です。もちろんコラボレーションも。

 母が、小さなお魚をいっぱいアプリケしたので、私はその上に網の模様を刺しゅう。やっと1点の合作ができました。

 次は落葉のアプリケにありんこを刺しゅうするのですが、暗い梅雨空の中、楽しみなひとときになりそうです。

(写真 順に 「網に魚」・「落葉」これから刺しゅう・「清流8月号より」)

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