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2008年6月

2008年6月23日 (月)

希望

 最近の話題は地球環境破壊と若い人の暴走・・・。それに比べ昔のことがなつかしく、そしていい時代だったと思う自分は年をとっている証拠と認めるこの頃ですが、こうして何万年もかかって地球の歴史が大きく少しずつ変容し、そして、何百年もかかり人々の心の世代交代が繰り返されているのでしょう。

 その時代に生きているつかの間の私たちは今何をなすべきかを考えてしまいます。私は大それたことはできなくても、2つくらいはできるかと思いました。

 1つは、毎日の生活の中で自然や地球環境に悪い影響があるのではないか、と想像し、そのような行動は避けること。もう1つは、家族の一員としてのかけがえのない愛を持つこと。親子であれ、夫婦であれ、兄弟であれ、まず互いの命の尊さを、日常の中で一番大切なキーポイントにしたいと思うのです。

 この熟成した世の中に希望はあるのでしょうか?春には桜が咲き、夏は太陽のもとで光る海、そして、秋には雲間に流れる月が美しい。このような自然のうつろいに感動できる人として生きている現実こそ、希望ではないか、と思うのです。

 マニュアル通りに育っていく人の心はどうなっていくのでしょうか。感動イコール希望という美しい文化が、その人たちの心に育まれていくのでしょうか。社会や家族は子供たちを救ってあげなくては・・・とあせるこの頃です。

 私はこのような気持ちの中で刺繍教室や創作を続けておりますが、いろいろな形で皆で分かち合うことができれば、と思っております。

 皆様もどうか心お健やかに、そして、同じ時代に生きる仲間として今後もどうぞよろしくね!

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2008年6月 9日 (月)

素敵な人たち

 井の頭線沿線のアジサイは今が一番美しい。その車窓をながめながら、久しぶりに一人暮らしの母を訪ねました。

 通販の洋服をほしい、と言いながら「腰が曲がっているから、おしゃれしたくても素敵にみえないのが悲しい」と母。でも、きれいに髪を結い、着こなしもグレーのワンピースが素敵でした。

 腰とかあちこち痛いけれど、「しょうがないでしょ、何かに一生懸命にならなければダメなの」。そして、次から次へと創作している様子が伺えた。どの作品も、ダイナミックでインパクトのある色彩に感動。

 新しい図案や合作の相談をうけ、たくさんの宿題を持ち帰ることになり、忙しい私は大変になったが、95才の情熱に負けていられない。

 年を重ねることの充実感は人それぞれ異なり一言では表現できないが、きっと表情として顔に出るのだと思う・・・先日の“夢で会いましょう”の放送を見て感じました。

 なつかしい顔ぶれであったが、その一つ一つの表情に今までの生きてきた何かを伝えているのではないでしょうか。そして、自分自身にも時の流れを重ね、明日への充実へ向けていきたいと思う。なつかしい放送への感想でした。

 テレビにうつる夫には心の中で拍手喝さい。“ずっと素敵でいてください”と。

(写真①)井の頭沿線のあじさい(西永福~浜田山)

(写真②)ウォーキングコースのほたるぶくろ(蜂が中に入っていました)

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2008年6月 2日 (月)

憧れ

 憧れは年令とともに薄れていく気がする。

 そうであってはならないと自分に言い聞かせ、心の隅に押しやられた憧れの片鱗を探しはじめる。すると、懐かしい面差しをのぞかせ、思わず抱きしめると 私の胸の中は憧れでいっぱいになりました。

 昔、「夢であいましょう」というテレビ番組を家族全員で楽しんでいた頃、セブンティーンの私は画面からいっぱいの憧れをひとり感じていました。おしゃれなセンスと純真なロマンがミックスした、お話や歌、踊りなどが次から次へと展開し、夢みる私にとって、一生忘れない番組になったのです。

 やがて、私は20才で結婚し21才で子供が産まれるころ、「こんにちは赤ちゃん」の歌が大流行。子供の父親は「夢であいましょう」のフロアディレクターだったのです。

 セブンティーンの夢はすくすく育ち、おしゃれなセンスと純真なロマンは、私の大切なテーマになりました。

 6月7日(土)19:45~21:00NHK BS2の「お宝TV」デラックスという番組で、「夢であいましょう」の特集を放送する予定です。夫である渡壁 煇も出演するということで、なんとも不思議な感じでテレビをみることでしょう。

※番組名に間違いがあったため、訂正しております。ご迷惑をおかけします。

(写真左)セブンティーンの私

(写真中)三人一緒

(写真右)作品「ドミの夢」

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