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2008年3月

2008年3月17日 (月)

引っ越し

 あと10日ほどで、30年近く住み慣れた地を離れ、新天地へ移る・・・。

 初めての引っ越しは、東京都千代田区から石川県羽咋市へ。昭和19年、戦中での疎開であり、私は母のお腹の中にいた。

 2回目は、私にとって感動的な引っ越しであった。父と母、そして3人の兄と共に、6才の私は蒸気機関車に乗って小さな羽咋駅を後にし、そして上野駅に着いたとき、あまりにも違う世界にショックでした。

 多感な少女時代を東京の世田谷で過ごし、20才で結婚という人生の引っ越し。埼玉県草加市の団地で夫の帰りを一人で待つ毎日は幸せでした。それから家族の状況などの理由で、6回引っ越しをしている。

 今度の引っ越しは、私の人生においてとても意味があるのです。あの6才の私が上野駅で見たもの・・・。あこがれが少しずつ育ち、そしてそれがあふれるようになった今、現実の形になったのでは、と思えるのです。

 創作とは仕事ではなく生きがいであり、年を重ねるほど大切であることに気づき、その人生を過ごす場所として次なる新天地があるのです。それは、決して一人で出来ることではなく、家族の理解と、そして何よりも大勢の方との出会いが、今の私を育ててくださったことに心から感謝・・・。

 4月からは桜の便りとともに、新入生になったつもりで、胸をはって夢に向かっていこうと思います。そして、それがゆっくりと天まで続いていきますようにと・・・。

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2008年3月 3日 (月)

ひな祭り

 朝のウォーキングは楽しい。あたりの空気が和らぎ、木々が少しずつ緑っぽくなり、そして 梅の香りはうっとりさせてくれる・・・。

 昨日は 我が家でひな祭り。息子夫婦が喜多方(福島県)で最近手に入れた小さなひな人形が主役です。花いっぱいでお祝いをしました。

 *ひな祭りのメニュー*

   前菜 : クリームチーズに鰹節とかいわれをそえて(しょうゆ味)

   サラダ: 春のウド、水菜、りんごの千切り(生クリームドレッシングで)

   主菜 : 鶏の手羽先のから揚げ(ニンニクしょうゆ味)

   スープ: 春キャベツ、新玉ねぎ、人参、エリンギ、さやえんどう、ハマグリで(コンソメ味)

   ごはん: 椎茸と酢しょうがをすし飯にまぜ、その上に生三つ葉、カニ、玉子焼きをのせる(カニちらし)

   デザート:ラムレーズンアイスにイチゴと一口シュークリームを添えて。紅茶も。

 ワインは、イタリアのバローロを4人で1本をあけました。

 20年以上住み慣れた、つつじヶ丘の我が家での最後のひな祭りになります。3月末に引っ越す準備で気ぜわしい毎日ですが、心の中はいろいろな思い出がよぎり、なんとも複雑なものです。

 アトリエと自宅を一緒にすることを夫が賛成し、私の創作活動がよりしやすくなるよう協力してもらえたことに感謝の思いでいっぱいです。

 43年前、結婚して初めてのひな祭りに、不二家のおひな様のケーキを私のために買ってきてくれた、夫の優しさへの感謝・・・というか、あの感動が再びよみがえるのでした。

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(左)花の中のおひな様

(中)ひな祭りの料理

(右)もうすぐ去るアトリエでのひな祭り

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