2018年10月11日 (木)

英国からの特別講習会

 人生のうちでこんなに感動したことはあるでしょうか…!
10月6日から10日までの五日間、アトリエにおいて日本刺繍の講習会をしました。

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 生徒さんは、イギリスからはるばるいらしたのです。以前から日本刺繍が好きで、経験者ばかりで、ホームページや本で私の作品をよく知っている方達なのです。2011年のエジンバラでの私の展覧会、2013年の英国ボーンマスでの講習会で出会った方もいます。

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 今回は私のデザインと色彩で刺繍作品を作りたい、ということで、いくつかの図案と刺し方等を準備しました。
 準備は大変です。メールのやりとりや刺し方など全て英語ですので、アトリエスタッフも何カ月も前から準備をします。
 せっかくアトリエにいらっしゃるので、なるべく沢山の作品を見ていただきたく、毎日展示作品の模様替えをするのも夜までかかり、アトリエスタッフの協力なしでは、これだけのおもてなしはできません。
 また、通訳も。私の刺繍への表現をわかりやすく伝えていただくために打合せを重ねて当日を迎えました。

 そして、私ができることは、五日間でひとりひとりに刺し方のポイントや美しく仕上がる方法を実際に刺してみせることです。イギリスに帰ったら的確に仕上げられるように…。

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 参加した9名は、毎日朝から夕方まで必死に刺繍をしていました。

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そして五日目です。ほんの少ししか刺繍は仕上がっていませんが、皆は満足。

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それは、テクニックだけでなく、多くのことを学べ確認しあえたからです。
想像することの大切さ。マイペースで自己完結を目指すこと。時には自分に優しく、時には少しチャレンジもすること。
など、お互いに共通認識を持てたことで大感激で、最後は涙、涙で抱き合いました。

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 国が違っても「美しいもの」はお互いに通じ合う原点だと思いました。

 私たちは2年後に再会できることを楽しみに、そして彼女たちは途中の刺繍作品を持ってアトリエを後にしました。

 私にとって、この度の経験と感動は、刺繍を続けてきてよかったこと、そして、これからの刺繍人生へ大きな刺激になったと思いました。

Thank you! See you again!! 

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2018年9月25日 (火)

私の一日

 いつの間にか秋色になってきました。
いつも思うのですが、時が移りゆくことは、自分が健やかに年を重ねていること…心より感謝です。

 お彼岸の日にお花とおはぎを仏壇にお供えしました。
お墓参りは、風邪をひいて病み上がりのため、いつの日かに延期。

 私の一日の流れは、体操とウォーキングで始まります。
朝ドラを見ながらひとりで朝食。和食と洋食を交互にしています。
夫が起きるまで1時間くらい、こうして文章を書いたり、生徒さん達の図案の刺し方、色付けなどします。

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 9時に夫の朝食の支度と、自分の身支度をしながら、今日の仕事を考えます。
 10時から12時半まで、研究科の方の図案制作。
 お昼はちょっと寒かったので、温かいうどんに。

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 2時から、また先ほどの図案制作の続きをしますが、4時半で今日の仕事はおしまい。お茶の時間にします。
 それから夕食の買い物やお掃除をしたりして、もう6時になってしまいました。夕食の支度まで1時間ほどなるので、午前中の刺し方・色付けの続きをします。

 さて、楽しいキッチンで料理に夢中になる時が、一日のうちで一番好きです。
 8時から夫とともにディナータイム。幸せです。

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 就寝までの時間はゆったり会話やテレビで楽しみ明日へ…

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2018年9月 6日 (木)

愁える季節

 

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 時が去り、時を迎えるこの繰り返しは、決して同じことの繰り返しではない。

 この夏も、これからの秋も、今までとは違う期待感と不安感がいつも混在していて
心の休まることがない。

 周りの人たちには、励ましたり希望をもつ話をしたりするけれど、実は私には大きな波のうねりの中でサーフィン状態。
 それに疲れると、美しい世界を想像し、ゆりかごのようにして目を閉じる。

 私の生まれつきの性格だと、最近認めました。

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 天国にいる母も同じだったのでは…。
だから、布に夢を記して自分自身を生き切ってきたのでは。

 秋は愁える季節。しっかりとその思いを感じていきたい。
ヘルマンヘッセの詩や堀辰雄の文章にあるような。

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2018年8月30日 (木)

夏の終わりにドライブ旅行

 もう夏休みも終わりですね。
今年の夏は台風や猛暑で苦難の日々ですが、私にとっては展覧会を終えてひと呼吸の夏休みになりました。

 そこで、夫婦ドライブ旅行を息子に企画してもらいました。
私は運転免許はもっていないので、82才なる夫の運転に頼るしかありませんが、チャレンジです。

 東北1000キロの旅、4泊5日、でしたが、素敵なお宿とお食事を楽しみながらあっという間でした。

 夫は運転大好きな人で、とても楽しそうにハンドルを握っていますが、私はスピードに緊張して肩が凝る始末です。

 でも、長距離のドライブでは車内での会話がとても楽しく、53年のお互い育てあった心がてにとるよう…。かけがえのない思い出になりました。

 東北自動車道が主でしたが、福島は裏磐梯から、仙台松島へと充実した内容でした。息子と夫に感謝!

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【裏磐梯 噴火の歴史に感動!1888年の噴火によって五色沼出現】

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【東北大震災時の松島での津波は、約800の小さな島のおかげで助かったそうです】

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【1200年の歴史ある瑞厳寺の大きな桜並木は、震災時の津波の塩害によって枯れたそうです】

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2018年8月16日 (木)

残暑お見舞い申し上げます

 残暑お見舞い申し上げます。

 この暑さはあと1カ月くらいかしら…。
災害が各地に起きて、被災された方々には大変なことでしょう。なんとかよい方向にいきますよう、祈るばかりです。

 私たち夫婦はこの季節になると、天国に召された家族の話題が多くなります。
8月13日、きびがらを燃やして父や母達を我が家にお迎えします。
そして、8月15日には、再びきびがらを燃やして天国へ送ります。

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 毎年の我が家の行事としていますが、こうして今年も無事に…と感謝ですね。

 夫の父は、日中戦争の軍医として29歳で亡くなりました。
夫の母は、残されたひとり息子を育てあげ、89歳で亡くなりました。

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 私の父は、家族のために働き続け、くも膜下出血で82歳で亡くなりました。
母は、4人の子を社会に送り出した後、103歳で亡くなるまで創作活動をしていました。

 私の兄は、企業戦士としてストレスに倒れ、56歳で亡くなりました。

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 そして、我が家のかわいい猫たち。ドミ、チェロ、ピッコロはそれぞれ15年以上にわたって心を共に過ごしました…。ありがとう。

 いつかは私たちもあの世に、と思うこの頃。だからこそ一日を大切にしましょう。
 

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2018年7月31日 (火)

夏休み

 夏休みがやってきました。
とても暑い夏ですが、秋や冬と違って解放感があり、ワクワクしてきます。
今の私の年令では、危険な夏でもありますが、でも気持ちだけでもこの夏を楽しみたいですね。

 さて、私の幼い頃の夏休みを思い出してみましょう。

 小学生の頃、庭の飛び石の下にあるアリの巣に、毎朝お砂糖をまき、また、アリジゴクにのまれていくアリが可哀相で、縁の下のアリジゴクを片っ端から壊したりしていました。

 友達のいなかった私にとって、アリさんとの会話が楽しかった思い出があります。
中学生の夏休みも、やはり友達がいなくて、ほとんどひとり遊びでした。
絵を描いたり、日記をつけたり、また、読書の中から友人を見つけたりしていました。

 私にとって夏休みは、現実から離れて幼いなりに想像する日々であり、心の中を自由にしていたのだと思います。

 今も夢見るしずかとして、想像たくましく創作の世界に忙しくしている日々ですが、現実から離れることはできず、悩みやプレッシャーと戦うこともあります。

 でも、今、夏休みです。
のびのびと心の手足を広げて自由に空を飛んでみましょう。

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 藤田嗣治没後50年展は、東京都美術館で開催されます。
(7月31日~10月8日)
夫が私にプレゼントしてくれました。
“面影との戦い” 藤田嗣治版画

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2018年7月 6日 (金)

一輪の花を咲かせたい

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あっという間にあじさいの季節は過ぎ、庭の芙蓉の花がこの夏に咲く準備をしています。夏の花は、一日の命。その営みは私を感動させます。

風に揺れるような薄い花びら…。
朝の太陽に大きく咲き、日が落ちるとしぼんで、翌日の朝には土に落下しています。
そう、一日を生き切ることの大切さを教えているのです。

「草乃しずか」は、私の創作上の名前ですが、草原の中で一輪の花を咲かせたい、大自然の風や雨を受けながら…。その花は、私には見えませんが、多分心の宇宙にあるのだと思います。
生きている限り、一日の花を同じように一生をかけて一輪の花を咲かせているのでしょう。

先日、青い空を真っ白な雲の下で心の花を咲かせてみました。

さあ、夏本番です。命の輝きの季節です。
青春時代の夏のようにはいきませんが、無理のないようこの夏を楽しみたいと思っています。

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2018年6月13日 (水)

天国の母への電話

2018年もあと半分になりました。

4月までは、草乃しずか展関連であっという間でしたが
5月になって心落ち着き、色々な楽しみや悩みも沸いてきます。
いつも心にひっかかるのは、亡き母のことです。

母だったらどう判断するだろう、
また、どういう風に感じるのだろう…

電話を天国にします。
「もしもし、お母さん、元気?」
「あっ、元気だよ、あなたは元気?」
そして、悩みごとや感動したことを長々と話しますが
もう答えは返ってきませんが、私には聞こえます。

おかあさん、ありがとう、いつも心の中で
一緒に生きているのね

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今朝の新緑の公園には、梅雨時に咲く花たちが
美しく咲いていました。母だったらアプリケにすることでしょう。
私も刺繍の表現に。

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2018年5月 2日 (水)

出会ったのは7年前

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新緑を渡る爽やかな風、そしてその風にのって聞こえる鳥たちのさえずり…。
5月が私にとって一番好きな季節です。

草乃しずか展は、銀座・仙台・京都と大好評のうちに終え、今はほっとひと息、
と言いたいのですが、次の作品創作へと向かっています。

桜と命の輝きがテーマで、今の自分自身に向き合い、想像豊かな日々になりそうです。


先日、清里のマンションで1本のしだれ桜が満開でした。

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7年前に出会ってからはじめてのことなので大感激。
まるでそのしだれ桜は、私をやさしく包んでいるようでした。
“桜浪漫”と、私はその桜に命名することに。

5階からもすばらしい光景で、スズメが桜の花の中を飛び回っていました。

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私の誕生日は5月、母も同じ5月。天国の母は今月で105歳になります。
お母さんの言葉や思いが私の心の中にあふれています。
もうすぐ母の日。“お母さんありがとう”。心より幸せに感謝ですね。

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2018年4月17日 (火)

牡丹と山芍薬

新緑が美しく、生命の息吹にあふれています。
どんなことがあっても自然界は、私たちを裏切らないで時を約束してくれます。

目をつむると聞こえるのは…海では波の音、山では葉がゆれる風の音。
堀辰雄やヘルマンヘッセの文章を思い出します。
新緑の森を走ってみたい、砂浜を走ってみたい、と日常生活の中でそんなことを想像します。

1月の銀座、3月の仙台・京都と、私の展覧会も無事に終え、今は心ゆったりと過ごしています。
デザインや色彩は常に新しい世界を教えてくれるので、相変わらず創作の毎日ですが、私にとっては幸せなことです。

庭に咲く季節の花や草は大切な家族です。
我が家は1階がアトリエで、2階は夫と共に過ごすマイホームで、とてもコンパクトですが、機能的でセンス良くまとまっていると思います。
庭も小さいのですが、そこに咲く牡丹と山芍薬がとても好きです。

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今年も会えました!ありがとう、咲いてくれて。
新しいチャレンジに拍車がかかります。

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