2019年5月20日 (月)

新緑の風の中、母へ

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天国のお母さん、私は新緑の風の中で75歳を迎えました。
ありがとう。私にこの世に生きるチャンスをプレゼントしてくれて。
私は幸せでいっぱいです。

今は一日いちにちを私の心と身体で大切に受け入れ、愛しく抱きしめています。
そして家族や仲間たちとの触れ合いも…

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5月18日の私の誕生日には、高崎市「絹の里」でお話させていただきました。
ちょうど「草乃しずか展」を開催中でたくさんの方が来場して下さっていました。
私の大半の人生は絹糸によって生かされています。
運命の糸のように導かれてこの時を迎えていると思うと感謝と感動でいっぱいです。

私の話の最後に、突然、私の夫が大きな花束を持って「お誕生日おめでとう」と
私の前に現れました。55年に渡る結婚生活でいろいろありましたが、
この時ほどこの人と一緒でよかった。おかげで今日の日を迎えられたのだと、
強くそう思いました。

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お母さんは103歳まで創作を続けてきましたね。
私も創作に、まだ見ぬ明日の私を見つけていきたいと思います。
きっと、お母さんは年を重ねることの不安を、創作によって
「ときめき」に変えていったのだと、今回の絹の里で気が付きました。

天国のお母さん、私を産んでくれて、もう一度ありがとう。

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2019年5月 9日 (木)

連休を終えて

私はゲームに夢中になることはあまりなかったように思う。
でも、皆で会話を楽しみながらするゲームは好きです。
例えば、トランプやマージャン。
花札も新婚当時夫婦で楽しみましたが、どれも勝ち負けはどうでもよかった。

最近はある御夫婦と4人でマージャンを年に2・3回しています。
頭を使うので結構真剣にしますが、いつも私は一番負けていますが
なんと、今回はめずらしくトップでした!
令和時代に向けて運のよい出発になるのでしょうか。

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マージャンのあと、5月生まれの誕生会でお披露目の記念撮影で
盛り上がりました。
大笑いするのも、素晴らしい気分転換ですね。

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そういえば先日、兄夫婦を招いて我が家で
令和おめでとうパーティーをしました。献立を紹介します。

前菜
・ひらめの昆布締め
・なすと桜エビの揚げびたし
・山芋とセロリのピクルス
・トマトと青じそのサラダ
・プチオニオンスープ

主菜
・ビーフシチュー
・ルッコラ、マッシュルーム、クルミのレモンサラダ

食事
・タケノコごはん
・ハマグリの吸い物

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さて、長い連休も終わり、刺繍の世界に再突入です。
健やかに、心楽しく、を大切に。

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2019年4月23日 (火)

蚕糸のふるさとにて

ついこの前は、桜の木の下で花を眺めていたのに…

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桜も柔らかな葉になり、もみじの若葉と一緒に新緑の風に。

大好きな季節になりました。

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この時期に、群馬県高崎市にある県立日本絹の里にて、
草乃しずか日本刺繍展~煌く絹糸の旋律~
を開催しています。

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古くから養蚕、絹糸生産が盛んだったこの地で、
作品展を開催できることはとても幸せなことです。

蚕糸の里だけあって、会場の日本絹の里は、
桑畑の真ん中にあります。

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そして館内にはなんと、本物のおかいこさんが…

この可愛いおかいこさんが一生懸命つくった糸をいただき、
美しい色に染めて刺繍をさせていただいていると思うと、
ちょっぴり申し訳ない気持ちと、
感謝の気持ちでいっぱいになります。

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ここ日本絹の里での作品展は6月3日まで。

期せずして、平成から令和にかけての開催となりましたが。

その歴史的な時期に、この蚕糸の故郷で作品展を開催できることは
とても嬉しく、自分の刺繍人生に乾杯したい気持ちです。

※日本絹の里での作品展詳細はコチラ

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2019年4月 9日 (火)

桜満開

桜満開の日々が続きます。
私にとって今年の桜は素晴らしく感じられます。
年を重ねてなお一層、ということでしょうか。

先日、北杜市にある山高神代桜に会ってきました。
樹齢2000年といわれるエドヒガンサクラですが
その前に立つと思わず手を合わせてしまいます。

古木から咲く小さな柔らかな花びらにドラマを感じました。
いつか作品にできたら、という思いでいますが年月がかかりそうです。

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その後、野辺山へドライブしましたが、とても寒く前夜の雪が八ヶ岳に積り
白くお化粧していました。
池に映る八ヶ岳に会いにいったところ、池には氷が張っていて残念。
まるで真冬の世界でした。

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ちょっとした高度の違いで季節が風景が変わることにびっくりもし感動もしました。
私は改めて、日本は細やかな情緒感が育つところだと、つくづく思うのでした。

2019年3月23日 (土)

久しぶりに観た映画は…

2年ぶりくらいに、映画館で映画を観てきました。
観たのは“ボヘミアン・ラプソディ”…久しぶりに大画面、大音響の中に身も心もうずめてきました。
楽しみなのは、映画を観たあとに感想を夫と語り合うこと。
夫は感性の話をしても通じるので、話題が大きく広がります。

クィーンの仲間たちによって、主人公フレディは素晴らし人生を開花することができ、幸せだったことでしょう。
でもやはり、その感性の孤独感は誰も埋められない…
自分自身でその孤独感を癒すしかなかったのではないかと、私は感じました。
天国のフレディさん、素敵な世界を残してくれてありがとう。

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小さい頃から映画で育った私ですが、最近はDVDで見ることが多くなっています。
映画館は、特別な世界へ連れていってくれるな、と今回再認識しました。
月に1回、映画館へ通えたら良いと思うのですが…無理かな。

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2019年3月 4日 (月)

ひなまつり

「あかりをつけましょ、ぼんぼりに…♪」

一年に一度のひな祭り。
3月3日に70代の自称“少女”が我が家に集まり、ひな祭りの宴を催しました。
 
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集まったのは私の親しい友と、そのお姉さま。そして私の夫もゲスト参加です。
私の手料理にシャンパンとワインで、ほろ酔い加減に…
友人とそのお姉さんは涙を浮かべながら、亡くしたご主人の思い出話をしてくれました。
 
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私もふと思いました。いつか、私もひとりぼっちになるのかも、と。
私の母は、父の没後25年も、ひとりで頑張り抜きました。
寂しくても、つらくても、それを天命として生きていかなければ…
そんな日がくるのかもしれない、と。
 
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でも、楽しいことを見つければ、きっと頑張れる。
集まってくれた親友たちの笑顔を見ながら、心あたたまるひと時でした。
また来年のひな祭りも、こうして楽しく集まれますように。
 

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2019年2月21日 (木)

富士山

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 お釈迦様は「全てはうつろうもの」と語ったそうですが、まさにそう感じられる瞬間に遭遇しました。

 「冬の富士山を見に行こう」と急に思い立って、夫の車で東名を走り、静岡へ…。その日は雨でした。

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 翌日の朝6時30分。起きてみてカーテンをあけるとびっくり。

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 朝日に照らされて、富士山はあたり一面の霧の中に見事に浮かんでいました。

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 ホテルの部屋からながめるその様子は、刻一刻と変わり、霧が浮き上がったり沈んだりする自然の営みに、朝日があたる富士山はまさに幻想の中にありました。

 この世とは思えないすばらしい光景の中で、私たちは年月を共に過ごしてきた幸せに感謝したのでした。

 また感動と出会えるよう、時うつろう中で大切にしたいと思います。

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2019年2月10日 (日)

杉並区での講演会

 先日、杉並区の文化活動の一環として「日本刺繍の世界に生きて」をテーマに講演をさせていただきました。
2時間弱の講演でしたが、80名以上の方にご参加いただき、私の話を聞いてくださり、大変に感動しました。

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 小学校・中学校と話し下手で、無口な私がこのような大役ができるなんて不思議でなりません。
 対人関係が苦手な私は、刺繍の道に入り、ひと針ひと針の創作の中で私の世界がゆっくりと広がり、やがては色々な方と話ができるようになったのだと、今になって気づきました。

 講演の最後に「こうして皆さまの前でお話できるようになれたのは、家族やアトリエスタッフ、そして今まで出会った方々や、私の目の前にいる皆さまのお陰です」と思わず話しました。感謝です。

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 さて、立春も過ぎて、春を迎える心の準備です。
公園の桜の芽も春を恋しく待っているようです。

 私は、教室や研究科の生徒さんの図案作りや色付けに毎日忙しく過ごしていますが、自分の個展用の作品も考えなければなりません。創作の限界を感じながらも、勇気を出し、想像の世界をさまよっています。
今は、孔雀へのチャレンジです。刺繍として、技法と絹の艶感をどう組み合わせるかを考え、やっとデザインができました。
また、進行しましたら、ご紹介しますね。

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2019年1月 2日 (水)

2019年のお正月

 

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 2019年1月1日の我が家のリビングルームに朝日が差し込み、思わず手を合わせました。今年最初の感動です。

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何故か涙がこみ上げただ拝むのみでした。

 世の中の様子がマイナスにいく傾向の中で、どこかで帳尻を合わせるように見当違いのプラスに置き換えようとする自分が、何か切なくなるのでしょうか…

 落ち込む自分から、必ず立ち上がる私なのです。

 そう、やっぱり、おいしい食物と雨風しのぐ家さえあれば、そしてそれを幸せと語り合える相手がいれば…。そのためにゆっくり一生懸命働いていこう。

 宮沢賢治の世界と同じですね。夫と手をつないで人生の秋をたっぷり楽しみたいと思います。

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2018年12月23日 (日)

ニューヨーク 番外編

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街はクリスマスや年末のイルミネーションでキラキラ星のように輝いています。
思えば1ヵ月前のニューヨークでのイルミネーションも綺麗でした。あるデパートのショーウィンドーの装飾は抜群で、世界中のウィンドーデザイナーが見に来るほど有名だそうです。

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 私がニューヨークへ行きたいと思ったきっかけはMさんの言葉でした。
「私が素晴らしいと思うのはふたつあります。ひとつはニューヨークのファッションセンス。もうひとつは繊細な表現の日本刺繍です」。私ははじめ意味が分かりませんでした。

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 彼女はウィンドーデザイナーとして都内有名デパートの仕事をしていましたが、病に倒れ闘病生活に専念するため仕事を諦めました。
 そして創作の全てを日本刺繍の世界にぶつけたい、と私のアトリエにみえました。それから10年の間、私たちはデザイン・技法・色彩のバランスについてディスカッションしたのです。

 しかし残念なことに、昨年の秋、彼女は素晴らしい作品を残してこの世を去ってしまいました。

 彼女の友人の話ですが、「Mさんは毎年ニューヨークへウィンドーデザイナーとしての刺激を受けに出かけていました」。そういえば、彼女の作品は装飾美として完成されていました。

 しかし、彼女が最後に旅をしたのはニューヨークではなくアフリカのケニアでした。そのきっかけになったのは息子の写真展でした。彼女は、大自然の中に身を置くことによって自然体であることを受け入れたのでしょう。

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