2009年7月 6日 (月)

母への親孝行

 6月末に母は手術をうけ、再びひとり暮らしの生活をはじめました。

 母は、ヘルパーさんを頼んでいるから大丈夫、と言ってくれるが、私は娘でありながら何もできず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 私の親孝行は、作家である母を元気づけ創作意欲をもたせてあげることだと・・・。年を重ねるほど燃えるものが作品になって表現される。それは母にとって、生きることへの感動につながり、毎日の暮らし方も充実するのでしょう。

 「清流」8月号で、『一人暮らしを楽しく』というテーマで、母と私の話が掲載されています。その中で、母の言葉で感動した文章2つ。

~「生きていることは素晴しいです。私には創作があるから寂しいことはありません。この生き方で、私は娘のお手本になりたいの」

~「作家の私にとって、作家の娘は相棒なの。二人でコラボレーションするのですもの」

 来年の2月3日~14日まで、日本橋高島屋で、私の展覧会の予定があるのですが、母の作品も展示する予定です。もちろんコラボレーションも。

 母が、小さなお魚をいっぱいアプリケしたので、私はその上に網の模様を刺しゅう。やっと1点の合作ができました。

 次は落葉のアプリケにありんこを刺しゅうするのですが、暗い梅雨空の中、楽しみなひとときになりそうです。

(写真 順に 「網に魚」・「落葉」これから刺しゅう・「清流8月号より」)

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2009年6月23日 (火)

思い出づくり

 本格的な梅雨になり、青空を恋しく思うこの頃ですね。

 最近、照明器具の件で秋葉原へ出かけました。物が溢れ、そこに群がる若い人たち。赤や黄色の派手な看板やスピーカーで叫ぶお店の人たち・・・。

 技術日本の誇れる品々が勢ぞろいしていて、すごい!と思いましたが、心は満たされているのでしょうか?帰ってきていつもと違う疲れを感じました。

 緑いっぱいの自然の中でお弁当でも広げて、ゆったり心を遊ばせる方が私には幸せに感じます。

 先月の私の誕生日から一ヶ月経ちました。千枝姉さんからのお祝いのメッセージ、ありがとうございました。私の生まれ故郷のあなたからいただいて感無量でした。

 夕焼けの美しい山々に囲まれた田園風景。そしてはるかに島を望む日本海の浜辺。もう一度戻りたい・・・。あの頃の私に会いたい。

 年を重ねることは思い出をつくること・・・、といつか本で読んだことがあります。その思い出作りをするために、千枝姉さんに会いにいきますね。

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2009年6月10日 (水)

緑の季節

 井の頭沿線のあじさいは、今が一番美しい。梅雨の季節に見る人の目を爽やかにしてくれる。

 人を幸せな気持ちにしたり、元気にしたり、いろいろありますが、爽やかな気分にさせるのはとても難しいと思います。

 例えば会話で、雰囲気で、色彩で、いろいろありますが、様々な条件がそろわないとそのような状況にはなりません。

 私が自分自身を爽やかな気分にしたい場合、まず、花を飾ります。白をベースにした風にそよぐような小花で・・・。そして、やさしい感じのテーブルセンターや額を飾ります。最後に音楽は、もちろん透き通るような旋律でまとめます。

 外は雨がしとしとと降り続き、湿気も多く暗い感じですが、せっかくの一日です。気分は晴れやかに、読書や刺繍で楽しみ、そして、そうじは運動だと思ってせっせと磨き、料理は色鮮やかな緑をいっぱい使って、食卓を爽やかにしましょう。

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2009年5月29日 (金)

自分の心に 耳を澄ませる

 忙しいという字は、心を亡くすと書く。

 次々と用事ができてこなすばかりの日常になると、まるでハツカネズミのように車を回している自分ではないかと気づきます。

 幸いなことに、ブログを書く時、手紙を書く時、依頼された原稿を書く時、自分の心に耳を澄ませ、「どうかしら?」「どうしてる?」と会話が始まります。

 針を持つ時も、しばし時をとめて、自分の心とのゆったりした会話ができる・・・。このところ刺繍する時間がなくて、母との合作や自分の作品を台張りしているのに、いつかいつかと思っています。

 先日、母の誕生会の時、「私は腰が痛くて、創作にあまり時間が使えないけど、あれこれ布やデザインを考えると気分が晴れるのよ」。そう、96才になる母は語っていました。

 現実生活に追われるばかりでなく、想像や創作の世界に我が身をおくことができるのは幸せなのだ、と私も深くうなずきました。

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2009年5月21日 (木)

感謝して年を重ねる・・・

 今年の4月から『おしゃれ工房』連載 “繍い語り 花語り”でエッセイを書いています。700字ほどですが、思いのままを書くことは難しく、シンプルにまとめるには頭を使います。

 4月は桜について、5月は感性について、6月は「絹糸に心をうつして」というタイトルですが、思い出話と経験談になりがちで、自分を興味本位にさらけ出すことにならないよう、品性を大切にしたいと悩みます。

 こうして毎月文章を書いて気づいたことは、全てにおいて感性と品性のバランスなのだと思いました。

 先日八ヶ岳で新緑を楽しみ、そして6? 歳の誕生日を迎えました。“老いてゆく”は考えないように、“感謝して年を重ねる”に切り替えました。

 そして、年相応の自分になれるよう、心がけたいと・・・。

 (写真1-刺繍シーンをエプロンに描いて、プレゼントしてくださいました)

 (写真2-おとなになっても、やはりケーキです)

 (写真3-アトリエスタッフから花のプレゼント)

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2009年5月 7日 (木)

おしゃれ工房で感じたこと

 連休中、世の中の話題は新型インフルエンザでいっぱいでしたが、その中でおしゃれ工房の番組は私にとっていろいろ考えさせられました。

 表現することの難しさを 針と糸を通して必死に続けてきて、手探り状態で、何かを乗り越えてきたように思っていました。

 今回の番組の中で、2ヵ所ほど良い話だなぁと思った点がありました。(自分で話しているのに何ですが)

 1つは、糸の立体感をどうやって自然にみせるか、という、デザインと縫い方を通していつも悩むところ・・・。

 2つめは、絵を描くことは難しいので、まず心のまま感じることを大切にしているところ・・・。

 知らず知らず続けてきたことがこうした言葉になったのは、中島千波先生との共演のお陰だと思いました。中島先生と、そして番組のスタッフの皆様に感謝です。

 一つの道を続けることは容易ではありません。でも、必ず自分なりに収穫があることを知り、年を重ねることの充実感を、番組を通して感じました。

 これからも、自分自身に興味を持ち、チャレンジ精神を持っていこうと思っております。

 我が家のベランダは花でいっぱい。心を和ませてくれます。

(いつもブログを読んでくださっている、異国の雅子さん、あなたは夢を持って暮らしていらっしゃるのね。必ず叶えることができるでしょう!)

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2009年4月28日 (火)

『おしゃれ工房』収録

 緑が美しい。風でキラキラ光る葉っぱが柔らかくて、そよそよ揺れる様は生きていることの素晴しさを感じさせてくれる。

 先日(4月22日)、『おしゃれ工房』の収録があり、2つのことに気がつきました。

 一つは、共演の中島千波先生の絵画についてのお話。

生物学・自然科学をふまえた上で写生をする。

絵が大きい方が繊細さを表現できる。

上手下手ではなく、楽しく描き続けること。

 私はそのお話を伺いながら、刺しゅうも全く同じだとうなずきました。

 二つ目は、美術学校で学んでいない私は絵は描けないので、糸と針で絵心を表現することにしました。

そして、桜の花びらを何百枚、と刺しゅうするうちに、美術学校を自分なりに卒業していたのだと・・・。

 私の40年の刺しゅう歴は実は苦手な絵を克服させてくれたのです。

 5月4日(月)は 中島千波先生のぼたんの絵

 5月5日(火)は 草乃しずかのぼたんの刺しゅう

 中島千波先生の優しさに、緊張していた私も楽しく収録できました。

どう放送されるのかとても楽しみ・・・。

ぜひ見てくださいね。

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2009年4月16日 (木)

奈良の都へ

 奈良の都は今も生き続けていると思いました。私の心の原点です・・・。

 三日の旅でしたが、薄紅色のしだれ桜や若草色のもみじ、そして緑の野の中でゆるやかに流れる時を満喫してきました。

 春日大社の社の散策は自然を神として感じ、東大寺や二月堂には人の思いによって表現されるものの芸術性を感じ、対照的で興味深く思いました。

 近鉄奈良線で奈良をあとにしながら、車窓は広々とした野の風景から人々の息づく京都へ。奈良から京都へ都を移したように、歴史の発展を考えさせられ、自然から切り離され窮屈な未来を思うと気が重くなってしまいます。

 京都宇治の平等院は、非の打ち所のないほどの美しさでしたが、何か物足りなさを感じました。それは何なのでしょう?

 私は奈良の都を訪れることで、素直で作り過ぎない感性の輝きを育ててゆけたらと思います。

写真(1) 東大寺へ

写真(2) 東大寺 大仏様

写真(3) しだれ桜の平等院

写真(4) 二条城 夜桜の私

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2009年4月 5日 (日)

桜日記

 2009年の桜は やはり美しくてやさしくて品がある。

決してそれを自慢するわけでなく、自然にその姿でいることに感激する。

 2009年になって4ヶ月になるが、私の心の日記帳は、自然でありたいのに何か悩みの世界に迷い込んでいるよう。

健康で仕事も順調なのに・・・。

 もともとひとりが好きな私は、人間関係がつらくなってきているかもしれない。

我慢ではなく、それを乗り越え、より大きな心を持てるよう前へ進もうと思っている。

 人は不完全なものとは分かっていても、ついくよくよする自分に時々悲しくなる。

 これから満開になろうとする桜のように、自然に一日一日を呼吸できたらいいですね・・・。

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2009年3月25日 (水)

夢のハナシ

 昨夜の夢はおもしろかった。

 アトリエのスタッフKさんが先頭に立って、私はAさんに連れられ、険しい山や深い谷を行く。Kさんはまるでジャンヌ・ダルクのように、「ここの教会を抜けると懐かしい故郷に帰れます」と励ましながら、教会裏にある崖を登っていく。だが、しばらくして下りてきて、「違う道を行きましょう・・・」と。

 私たちは途方にくれて山あいにたたずんでいたが、やがて雨が降り出し小さなほら穴に雨宿り。雨は止まず水が足元にたまってくるので、上にぶらさがっている木の根っこにつかまったりして苦労していると、どういう訳か、眼下の谷あいに貨物列車が通るではないか!

 8両目の屋根に小さなコンセントがあり、それがころがって列車の先頭にいく。屋根の小さな窓をあけてコンセントは中へ入って、エネルギーをもらったのか延長コードを伴って私たちのところに飛んできた。

 そのコンセントが私たちにコードをつなげた瞬間、貸しアパートに2階の部屋にいた。下から家主の夫婦が何かしゃべりながら上がってくる気配・・・。私たちは、うさぎの置物や本や、座布団になりすましたが、コンセントだけはそのままだった。

 夢から覚めて、「これは座布団と本とうさぎの夢だったのかしら・・・?」と不思議に思えた。

 毎晩の私のもう一つに舞台は、これからも楽しみ・・・!

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