2021年6月 2日 (水)

紫陽花の季節

 井の頭線沿いの紫陽花が美しい季節になりました。
この季節になると、約束したように咲いてくれる自然の営みに、私たちの心は和みます。

 今はワクチンとオリンピックと緊急事態宣言の3つの柱で世の中が動いていますが、私たちひとりひとりにとって日常の行動が試されています。試練は決して無駄ではなく、何かの役に立つことを信じて、がんばるしかないと、また明日への希望をもって突き進もうと思っています。

 このところ、料理に熱を入れているせいか、材料を買い込みすぎ、作りすぎて反省中です。
シンプルライフにするため色々整理したいのですが、体力と相談しながら楽しみたいと思います。

 日が長くなり、夕方になるとレコードを聴きながら図案や色彩について考えるのが至福の時です。

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2021年5月20日 (木)

お誕生日

 先日、私は77才となりました。喜寿です。
ここまで無事に生きてこられたことを喜びたいです。そして誕生日にいつも思うのは、全てに感謝する気持ちです。
年を重ねることを素直に受け入れ、世の中の役に立つこと、そして自分や家族に幸せを見つけることを大切にしようと思います。

 心も大切ですが、見た目にも気を付けなければ…と思います。
顔やヘアースタイル・服装など、年令を考えて、どうおしゃれするか難しい…と悩むのも、楽しみのひとつですね。

 3年後には80才となると、もうそろそろ人生の整理をしようかしら…
母の場合は、80才で古裂コラージュ創作家として社会デビューをしましたが、それから20年、一人暮らしをしながら大作にチャレンジし続けた母を思うと、整理どころか、未知なる世界にチャレンジしようか…とも思います。

 コロナの日常がまだ続きますが、このトンネルを抜けるとどのような世界があるかと思うと楽しみです。

 新緑の中で紫陽花が出番を待っています。梅雨も始まりますが、美しい音楽と楽しい食卓、そして時々は家の中でもアクセサリーやドレスでオシャレしましょうね。

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2021年4月19日 (月)

思い出の日記帳

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 公園の木々に新芽がのぞき、私の大好きな新緑の季節を迎えます。
この頃、家の中の整理をしていたら、小さな段ボール箱が奥から出てきて、それこそ50年以上も久しぶりに中身を覗きました。

 中身は、夫の小さい頃の絵や、戦地で軍医をしていた夫のお父さんからの手紙などなど…。
その中に、赤い日記帳を見つけました。
私が1963年1月から9月までの期間に綴った日記でした。

 赤い表紙をめくると、
“この日記は、しずかが初めての愛を知るまでの心の移り変わりです。
この世の中で、たったひとりの人を見つけだしたのです。おめでとう、しずか”

 兄の友人だった夫との初めての出会いから、夫との結婚を決心するまでの心の葛藤が書いてありました。19才の私が、もう一度よみがえったような気がしました。

 夫は84才、私は77才になろうとしていますが、日記の中の私たちは今の幸せを喜んでいることでしょう。愛とは、互いに労りあい、辛いことも嬉しいことも、分け合っていくこと…コロナ禍でも大切なことと思いました。

 一日一日を心豊かに過ごしたいと、改めて思う出来事でした。
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2021年3月15日 (月)

自然体で

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 3月になって、父の33回目の命日を迎えました。
寒い冬に終わりを告げ、桜のつぼみが一層ふくらんでいます。

 父が亡くなった時、私は43才で、あまりの悲しさの中で「桜日記」の刺繍の創作を始めたのです。
1作目は、私をこの世に誕生させてくれた父と母に感謝を込めて…
それから、妻・母、そして、社会の中で人として成長していく過程の中で出会った人達への感謝をもって8枚の作品に表現しました。

 今は、あと3年で迎える80代の作品をどう表現するか悩んでいます。
つまり80代を、人生の流れの中でどうありたいかを理想と現実の間で行ったり来たり。

 父や母は80代をどう生きたのか…、また、傍にいる80代の夫は…。と。
でも考えているより、自然体で日常を過ごし、素直にありのままの自分を表現することに落ち着きました。
全て、時の流れを受け入れ、心を和やかに生きていけることが大切だと思えてきました。

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【清里からの雪風景】

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【一夜明けて青空の富士山】

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2021年2月 2日 (火)

大好きな人との別れ

 節分の日を迎えて、これから春へと季節はめぐります。
不安の中にある私たちは、春の光に希望を見出すことでしょう。
今回の経験は、世の中のあり方を色々な意味で考えさせられ、人々の幸せの価値観が変容するのではないでしょうか。

 私は4人兄弟の末っ子で、甘えん坊でさびしがりやでした。
でも76年の人生経験を経て、強くなりました。
孤独や忍耐を知り、人に対して優しさと幸せを考えられるようになり、特に今のコロナ禍では、大切なことだとつくづく思います。


 大好きな人との別れがありました。

 1月22日、ガンとの闘病中に肺炎を患って、75才で旅立ちました。
彼女は兄のパートナーで、とても仲睦まじいカップルで、幸せな日々を過ごしていました。
残念です。くやしいです。彼女の思い出を大切に、私は私らしく残りの人生を過ごせたら…と願う日々です。

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【自然が大好きな人でした】

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【いつも赤いセーターが好きでした】

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2021年1月18日 (月)

夢の中の花

 年を重ねてゆったりと…と思っていた一年前ですが、コロナという不安の中でどうなるのかしら、と予測もつかない中で過ごす毎日です。
でも、一日は大切です。かけがえのない時を生きているのですから、身近にある小さな幸せを抱き寄せて、希望をもって過ごせたら、と思います。

 私が今チャレンジしているのは、夢の中の花の世界です。
少女っぽいかもしれませんが、色や香りの美しい中に身を置けたら、どんなに幸せかしら、と想像します。そのような作品づくりを始めました。刺繍生活50年にして色々なデザインを描いてきました。

 今は、生活の中で花という大切な存在を、まるで愛しい家族のように、そして自分自身に重ねて感じます。草乃しずかという名前の由来は、草っぱらの中で一輪の小さな花をひっそりと咲いていたい…なのですが、作品はドラマチックに、夢の中をかけめぐる花の世界となっていくのです。
 まずは結果はどうであれ、今の気持ちが大切なので、この作品づくりを楽しんで進めていこうと思います。

 大好きな兄の大切な人が、病と闘っています。彼女にたくさんたくさんの花を送り続けたい…そして、元気になるまで見守っていたいのです。

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2021年1月 2日 (土)

【追記あり】新年明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます。

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いつものように、暮れに作った私のお節料理とお雑煮で、2021年の我が家の幕開けができました。ただ感謝するばかりです。夫がおいしいと56年間ほめてくれたお節は、とてもシンプルで、お正月三が日の朝食を楽しみます。

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今日1月2日から、広島県三次市の奥田元宋・小由女美術館で「草乃しずか日本刺繍展」が始まります。本来なら会場で皆様をお迎えしたいところですが、東京から〝どうぞごゆっくりご覧になってください〟と願っております。

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奥田元宗・小由女美術館のHPはコチラ
http://www.genso-sayume.jp/

美術館Youtubeはコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=KMVlcxA1jeE&t=61s


年末の12月24日から会場設営と内覧会のために会場へ行っていました。今までの展示の中で最高の会場の一つだと、私は感動しました。私の刺繍作品が輝いているのです。
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会場そのものが素晴らしいのですが、三次という山里の環境が人々の心をゆったりさせていると私は感じました。そのような環境で育った奥田元宋さん、小由女さんの作品はまた素晴らしく、芸術とは、心の叫びから生まれる美意識なのだと教えられたように思いました。
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年が明けて、また新たな創作への道を歩もうと決心しています。その道は楽な道ではないですが、今は何かわからなくても、いつかは何かをつかみとれると信じて、歩み続けようと思います。

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2020年12月22日 (火)

年の瀬を迎える頃

 2020年は人類にとって戦争や災害とは違う、もっと恐ろしいウイルス、という得体の知れない見えない相手と向き合う年となりました。歴史上では何度も経験しているのですが、現代社会では、全てがギリギリで成り立っているので、どんな方向にいくのか想像に絶するのでは、と世界中が不安状態にあります。

 でも、希望を持たなければ、日常の生活を過ごすことができません。人々が思いやりとルールを守り、ひとりひとりの努力で克服できると信じています。人の命は一回しかありませんので、家族や地域、そして国から世界へと、心の手をつなぎあって不安から笑顔へ変わる日がいつか来るでしょう。

 広島県三次市にある「奥田元宋・小由女美術館」にて、来年1月・2月に「草乃しずか刺繍展」が開催されます。その飾りつけとテレビ出演、内覧会のため、この暮れにスタッフと共に広島へ出かけます。三密を避けること、マスク、会食など、色々なコロナ対策をしつつ、スタッフと共に無事に終えられることを祈るばかりです。母の命日が12月25日です、天国から守ってくれることでしょう。

 最近、母の作品の中で見つかった色紙に、「和やかな心を保つこと」と母の字で書いてありました。今の私の心の状態を心配していると気づき、今はその言葉を大切にしています。一人暮らしをしていた母は、103才まで不安の中にいたことでしょう。そのためにその言葉は、自分自身にとって必要だったのだと私は思いました。

 信じること、そして努力と思いやり、は自分自身を救うことになるのだとつくづく思うこの頃です。年末は主婦を楽しみ、大掃除、料理を。そして年始はおいしいお酒と手作りの料理で夫婦で静かに過ごそうと思います。

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2020年11月22日 (日)

紅葉を楽しむ

今年はコロナ尽くしで世の中が一変し、社会の中で生きてゆくことを、色々改めて考えなおす一年でもあるように思います。
いつの時代においても、人は天災・人災の中で、幸せの道を探し求めてきました。
それは今日も同じです。
自分だけが幸せ、というのでなく、家族や地域、そして国から世界へと、ともに分かち合うよう努力することが自分の幸せにつながるのではないでしょうか。
その努力はどのようにしていけばいいかが、これからの社会に必要とされています。
私も今の立ち位置でできることを模索し、ほんの少しずつある意味での前進ができたら、と思っています。

こうして不安感と緊張感ばかりだと、ストレスで健康を害するとタイヘンです。
そのためには、一日にひとつ、楽しいことや感動を持つことが大切ですね。
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先日、清里の紅葉を楽しみました。
落葉松の並木道は、歌を思い出します。

♪落葉松の小鳥の雨に、わたしの乾いた服が濡れる♪

そして近くのレストラン「ロビン」でおいしいハンバーグをいただいた後、十三夜の月を眺め、夫と共に自然の美しさに優しく包まれるひと時でした。
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刺繍教室の皆様や家族にできることを、私は日々精一杯、そして充実の中で過ごしています。
年を重ねて色々大変ですが…

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2020年10月22日 (木)

夢の実現

久しぶりに天国にいる母に電話しました。
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いつものように「私は元気でいるよ、公子はがんばっているようだけど、無理をしないようにね。
そして、いろいろ心配しすぎないように前へ進みなさい」と、母は、私を励ましてくれました。

母の青春時代は、文学少女で、夢がいっぱい。
そして、結婚してからは、6人家族で戦争やいろいろな苦難を乗り越え、
それから、家族としての役割を終えた母は、ひとり暮らしの25年の間、若い時の夢を創作に表現していきました。
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今の私は、母と同じように夢の実現の世界にいます。
また、そのような環境でいられることに感謝です。
 
コロナ時代の今日では、子供たちに児童書が見直されていると聞きました。
外へ出られないので、本の世界で広がる想像力!
子供には興味心と素直さがあるので、現実以上の世界へ行くことができるのです。

人は年を重ねると、日常の、身の回りのみの現実に引き回され、世界が小さくなっていきがちです。
私は、児童書を読もうと思いました。
「お母さん、私は残された時間をゆっくり過ごします。今までの思い出を童話に書き換えて、心を膨らませていきたい」

世界中が悲鳴を上げています。
どうかひとりひとりにとって、小さな幸せを大切に、そしてお互いの優しさを分け合って。
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