2022年9月 9日 (金)

秋の予感…【9月の着物】

 ふと感じる秋の予感。
風や雲、そして草花達は、もう秋の気配です。
いろいろなニュースで少しユーウツな私の心を元気づけてくれます。

 私たち大人は子供たちに何をしてあげられるか…希望や夢を持てるような明日を考えなくては、そして行動しなくては、と焦ります。
ひとりひとりが平凡に謙虚に日々を過ごしているのに、どうして小さな幸せを奪う方向にいくのでしょう。人類全体の問題でしょうか。悩みは尽きませんが、私にできるのは、一針への思いに表現し伝えることでしょう。

思いやり、優しさ、勇気

それがデザインや色彩となって作品を仕上げた時、私の気持ちは充足します。
“感性はテクニックを超える”は、年を重ねてこそ、経験してこそ、大切なことだと実感します。

さて、9月の着物は「秋草」です。
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 名古屋帯は、祖父の夏の袴をほどいて利用しました。
別の布に秋草の刺繍をして、涼しげに団扇の形に切りとり、袴地にアプリケをしたのです。紐は直接刺繍しました。
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 半衿は、大きな撫子をさしぬいの技法で刺繍しました。
いろいろなタイプの着物に合うよう、モノトーンの色づかいにしています。
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 着物自体には刺繍はないのですが、単衣の麻の着物です。

 2022年もあと4か月ほどですね。大切に小さな思い出づくりをしながら過ごせたら、と思います。

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2022年8月15日 (月)

終戦の日【8月の着物】

 8月15日は、77回目の終戦の日です。

日本がウクライナと同じように戦争をしていたことを、改めて色々と考えさせられます。
そして、核のことも、被爆国であることも。

これから私たちは、どこへ行くのでしょうか。
人類の発展とは、人々の小さな幸せや平和のためにその発展はあるのだと思っていましたが、限られた人の欲のためにあると考えてしまいます。
なんとか力を合わせて、子供たちのための幸せな世の中にしたいものです。

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 8月の着物は、朝顔です。
帯には、紫の朝もやに浮かぶ朝顔。
白の半衿には、菅ぬいの朝顔、と全部お揃いのコーディネートにしました。
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 夏休みにはどこかへ、、、でもコロナが続いているため家の中で静かに過ごしています。
三度の食事はおいしく、健康でいられるだけて幸せです。
最近は、夫婦でこれまでの写真を眺めて、思い出の旅をしています。
不服や不安を手放して、なるべく自分なりにできることで、心を豊かに心の居場所を大切にしたいですね。

 

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2022年7月 7日 (木)

七夕に寄せて【7月の着物】

 布に彩る一針一針の絹糸の世界で、心の宇宙を見ることができる…
だから刺繍が大好きです。

亡き母が「生きているって素晴らしい。何故って、自然を感じることができるから…」。と。
私はやっと、今その気持ちになって幸せな日々を過ごしています。
そして私自身が、自然体になれるよう心掛けていきたいです。

【7月の着物】
7月の着物は七夕様。
一年に一度、再会できるなんて、ある洋画のシーンと同じですね。
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縦絽の着物には、星空に浮かぶ彦星と織姫様。スパンコールとビーズをあしらいました。
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紬の帯は、茄子の花で、七夕とは直接関係はないのですが、色彩的に合わせました。
(でも、夏のお料理にはお茄子は欠かせませんね!!)
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【アトリエの飾り】
*半夏生のショール*
  白オーガンジーに、ぬいきりと相良ぬいで、涼し気に表現しました。
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*めだかのコースター*
  コースターの中に水草と銀の流水で可愛らしく。
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*七夕飾り*
  紺地に笹竹を刺繍し、和歌文字を刺繍した短冊をぶらさげました。工夫の楽しさですね。
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2022年6月12日 (日)

紫陽花の季節【6月の着物】

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 朝起きて30分の体操、そして、できる時は30分のウォーキングをすることが、今のところの毎日のチャレンジです。
年を重ねて、体力と精神力のバランスがうまくいかないようで、一日の出発がなかなかスムーズにいかない時があります。
仕事に精一杯取り組むために、軌道にのるまでの朝の一時間を大切に感じます。

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 今月は紫陽花の季節ですね。雨の日も必要ですね。
梅雨時を快適に過ごす私なりの秘訣は、まず、美しい音楽を聴くこと。
そして、部屋に華やかなお花を飾ること。特に芍薬の花!

 今月のお着物は、紫陽花。帯には藤を。半衿にも小さな紫陽花をあしらって…

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 5月の連休明けに清里へ行ってきました。山の中の藤がとても美しかったです。林や森の木に巻き付いて、大きな紫の花を咲かせています。源氏物語の藤壺を思い出しました。

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 これからの季節はホタルブクロが咲き乱れ、蛍の季節を迎えます。毎日の図案創作には欠かせない自然への感動を胸にいっぱいにして…

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2022年5月 6日 (金)

初夏の風

 第17回繍い遊びの会は、皆様のおかげで大盛会をもち無事終えることができました。
コロナ禍の中でも一針一針、色々な想いを込めた作品の数々、素晴らしい感動の世界でした。ありがとうございました。

 創作の夢が未来へとつながるような世の中であってほしいと願うばかりです。
私も新しい創作へと胸がいっぱいですが、ゆっくりと進めたいと思っています。

 今、我が家の庭は初夏の香りでいっぱいです。
 
鉄仙・牡丹は、初夏を大きく深呼吸。
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新緑のもみじは、初夏の風にたわむれて。
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芙蓉の樹は、若葉を付けて、夏咲く花の準備を。
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そして私は、5月の花・菖蒲の着物で庭に立ちました。
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自然の息吹は、感謝と希望を与えてくれますね。
ウィズコロナであっても、一日一日を心優しく丁寧に過ごしたいものですね。

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2022年4月 5日 (火)

いのちを感じて【4月の着物】

 美しく花開いた桜も、雨や風で散りゆく運命です。
私もやがては…と思うと、一層生きていることに感謝ですね。

 4月の着物は、花札ならぬ、牡丹と蝶を選びました。
淡緑の万筋江戸小紋に、白くぼかしがあるところへ幻想的な蝶を飛ばしました。
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 帯は、30数年前に刺繍した大輪の牡丹。
あえてモノトーンの色彩にして微妙に色が変わるように、12~13段階の刺しぬい。
一針一針刺繍した頃を思い出します。
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 今アトリエで展示している作品を紹介します。
【金屏風】
 ぬいきりと菅ぬいのみのテクニック。
 モノトーンと金銀の配色です。
 シンプルな表現は、豊かな想像を生み出します。
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【名古屋帯】
 古い帯地に獅子の刺繍。
 帯地の模様を生かした色使いに注目してください。
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【命のタペストリー】
 “我が愛する地球”
 一つにかない私たち人類の故郷をみんなで大切にしたい…。
 私たち祖先・恐竜は悲しんでいます。
 その恐竜は、全部糸張りで表現。
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2022年3月10日 (木)

季節のうつろい~【桜の着物】

 毎朝のウォーキングの楽しみは、冬の間おとなしくしていた草木が小さな芽を出し、少しずつふくらんでいく様子をみることです。
芽出度いお正月気分になりますね。
そうして季節は、おひな様もあっという間に過ぎて、桜のお花見をいつかいつかと待ちわびる頃になりました。

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 もう20年以上も前でしょうか、ある取材で桜の着物を一か月で刺繍することになり、とてもシンプルで早くできるテクニックで創作しました。かえって飽きのこない素敵な着物になり、今でも気に入っています。

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 グレー地の粉雪のぼかしがあり、そこへ桜の精のように幻想的に、色を使わずモノトーン、金銀で刺繍。ぬいきり・菅ぬい・地引の技法です。

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 帯は、やはり昔の作品で、30年くらい前でしょうか…。自分でデザインを考え始めた頃のもので、タイトルは≪夜桜ランデブー≫です。二羽の鳥があまりの桜の美しさにうっとり…。鳥の胸や桜には、さしぬいでたっぷり刺繍をしています。

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 半衿も帯と同じ桜の刺繍をして、モノトーンの色でまとめました。

 桜はいつの間にか私のテーマとなり、桜吹雪の中で風にまかせて、これからも心は自由にありたいと願うばかりです。

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2022年2月10日 (木)

新作へのチャレンジ&着物のおしゃれ【2月】

 次から次へ、日本の四季を楽しむ歳時記がはじまりました。
七草から節分へ、そしてひな祭りへと毎年繰り返す日本の風物に平和を感じます。
オミクロン株がすっかり腰をすえてしまい、私たちを不安な日々に落としますが、でも何とかその不安を乗り越えたいものです。

 最近のウォーキングのテーマは、新作へのチャレンジです。
できるかどうかは??ですが、目標を持つことが大切だと思っています。
年をとったからといって、身の回りや生き方まで整理するのではなく、今まで歩いてきた道を、さらに先へと続け、自分の未知なる世界に出会いたいと思うこの一年の始まりです。

【2月の着物】
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 ステイホームの毎日、今日は江戸小紋に刺繍帯と刺繍半衿を合わせました。
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もうすぐひな祭りなので、少女の頃を思い出して、帯の刺繍は、ぽっくり・風車・折り鶴などを。
半衿は、春の訪れを感じさせる、淡いオレンジぼかし地に、白梅と小さな桜が刺繍されています。

【アトリエの今月のお飾り】
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 雪椿や、戌箱、貝雛など、今の季節を楽しんで…

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2022年1月22日 (土)

着物のおしゃれ【1月の着物】

 2022年が始まって、いろいろなことが地球上に起きています。
歴史は動いていると実感するこの頃ですが、それと共に自分史も時を刻んでいます。

 私の一年の計は、着物のおしゃれを楽しもう!と思います。
箪笥をあけると、一枚一枚の着物には、それぞれ思い出があります。

思い出をたどるように身にまとうことで、今の私を感じることができれば、こんなに幸せなことはありません。

 そしてブログには、毎月1枚の着物を紹介できたら、と考えました。

【1月の着物】
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母の色留を訪問着に
  染めの部分には扇の輪郭や花を刺繍で華やかに。
  檜扇の刺繍で五つ紋を隠しておしゃれ紋に。

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祖母の喪の帯を名古屋帯に
  金茶地に宝尽くしの刺繍をし、黒帯地に継ぎ合わせてお太鼓と前柄のポイントにしました。

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半衿は、春を迎える大輪の桜を刺繍して

 着物は、こうして代々受け継がれることが心の豊かさを育むのでしょうね。

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2022年1月 2日 (日)

2022年謹賀新年

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  2022年、あけましておめでとうございます。

どのような年になるのかしら・・・不安と願いがいっぱいです。
人生いろいろで、世の中の動きや変化の中にも、ひとりひとりの運命があります。
その運命を受け入れながら、努力と思いやりをもって一年を過ごしたいですね。

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ステイホームはまだ続きそうですが、部屋の隅々に小さな雰囲気づくりを楽しんでいます。

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そして、ある時はクラシック音楽を、ポピュラー音楽を、とCDを替えながら、家事や仕事を楽しめる環境を整えて。
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今年も一年、一日一日を健やかに過ごしましょう。

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